泉布観 大阪市立ユースアートギャラリー
泉布観とユースアートギャラリー
 泉布観は明治4(1871)年2月に造幣寮(現在の造幣局)の応接所として建てられた、大阪では現存最古の洋風建築です。明治5年以降は明治天皇が行幸しました。「泉布観」とは「貨幣の館」を意味し、明治天皇が訪問した際に自ら命名したものです。

 建物の設計は英国人技師ウォートルスによるものです。ウォートルスは造幣寮の工場群、東京の銀座煉瓦街などを設計し、明治初期の日本の洋風建築の歴史に大きな業績を残しました。
 泉布観は煉瓦造2階建てで、周囲にヴェランダを持つ「ヴェランダ・コロニアル」の様式をもっています。泉布観の壁面は煉瓦構造になっています。耐火煉瓦を除く構造用の煉瓦は全て国産品で大阪近郊のほか、広島でも製造されました。内部は天井が高く、ガス灯時代の照明器具は電球式に変わりましたが、その形を今に伝えています。
 明治期の雰囲気を伝える貴重な建築物として、昭和31(1956)年6月28日、洋風建築としては全国に先駆けて国の重要文化財に指定されました。 現在、泉布観の一般公開は毎年3月下旬の3日間に限定されています。


 泉布観に隣接するユースアートギャラリーは明治4(1871)年に落成した造幣局鋳造所の正面玄関を移設して昭和10(1935)年に完成したもので、移設部分が重要文化財に指定されています。当初は明治天皇記念館として使われ、桜宮公会堂などを経て、現在は児童・生徒の絵画展など、学校教育における芸術活動の場として利用されています。
●場所

大阪市北区天満橋1-1

●交通

・市バス 「桜宮橋バス停」
・地下鉄谷町線 「南森町駅」
・京阪電車  「天満橋駅」
・JR環状線
  「桜ノ宮駅」(南へ約1km)
・JR東西線
  「大阪城北詰駅」
  「大阪天満宮駅」

※駐車場はありません。